解体業者とは？

解体業者とは、建物の解体工事を行う施工業者のことです。

近年、解体工事の増加や建物の大型化、複雑化が進んで、解体工事の専門性が高まってきています。
また、環境などに対する配慮が求められ、《建設リサイクル法》や《廃棄物処理法》などによって、解体工事によって発生する廃棄物の分別や運搬、処理については厳しく定められています。

解体工事を依頼する解体業者を選ぶ際のポイント

私たちが解体工事を考えた時、解体工事を依頼する解体業者を選ぶ際、どんなことに注意すればよいのでしょうか。
ここでは解体工事を依頼する解体業者を選ぶポイント紹介いたします。

必要な許可などを所有しているか

解体工事を請け負う解体業者は、《建設業の許可》もしくは《解体工事業登録》が必要となります。ただし、解体工事業登録は請負金額が５００万円未満の解体工事に限られます。
解体業者が必要な許可などをとっているかどうかは担当者の名刺などで確認することができます。役所で照会をすることも可能でしょう。

解体業者の担当者の態度や対応は

解体工事業者の現場の担当者の言葉づかいや身だしなみなどに問題はないか、丁寧な対応をしてくれているかどうかがポイントになるでしょう。

担当者は依頼者とやり取りするだけでなく、近隣の住民への対応も関係します。もし印象が悪い場合、その印象の悪さ、対応の悪さなどがトラブルを招いてしまうこともあります。

解体工事の見積書は分かりやすいか

解体工事の見積書の書式は各解体業者で異なります。
解体工事の性質上、数量や項目を明確にしづらい側面もありますのが、すべて「〇〇一式」と書かれているような見積書には注意が必要です。

解体工事の範囲や内容が分かりやすく記載されているか、付帯工事（ブロック塀やカーポートなど）や別途工事（地中障害があった場合など）のその他の注意事項などについてきちんと明記されているか確認しましょう。

どこまでが見積もりに含まれているのかが分からないと追加工事や変更の時などに困ります。
後になって解体工事の追加費用を請求されてトラブルなどになる事例もあるので気をつけましょう。