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2024年6月1日更新 スタッフブログ

解体工事における業者の安全対策【大阪の解体工事ブログ】

大阪府堺市北区にお住まいの皆様こんにちは!

大阪の解体工事『大阪クリーン解体』のブログ更新担当です!

大阪の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今回は、【解体工事の業者の安全対策】についてご紹介していきたいと思います。

contents【目次】

【大阪 解体工事】解体工事の安全対策
【大阪 解体工事】解体工事の事故
【大阪 解体工事】壁や建物の崩壊による住宅の破損
【大阪 解体工事】車輌や重機との衝突・横転
【大阪 解体工事】足場からの転落事故
【大阪 解体工事】国で定められている安全対策
【大阪 解体工事】労働安全衛生法と労働安全衛生規則
【大阪 解体工事】労働安全衛生法
【大阪 解体工事】労働安全衛生規則
【大阪 解体工事】国土交通省のガイドライン
【大阪 解体工事】信頼できる解体業者の見分け方
【大阪 解体工事】事前の現地調査
【大阪 解体工事】境界線の確認
【大阪 解体工事】地中物の確認
【大阪 解体工事】解体工事の内容の確認
【大阪 解体工事】解体の際の足場の正しい設置
【大阪 解体工事】工事の際の養生シートの見極め方
【大阪 解体工事】解体工事の賠償保険
【大阪 解体工事】まとめ

解体工事の安全対策

建物の解体工事は、常に危険と隣り合わせの作業です。
近年、痛ましい事故が多数起きています。もし、自分が依頼した解体工事で近隣の住民に被害が発生してしまった場合、今まで仲良く過ごしてきた近隣の住民との仲が悪くなってしまったり、さらには、損害賠償が発生したりなど、関係が崩れてしまう可能性もあります。

そのため、近隣の住民に被害等が出ないように解体工事を安心して依頼するためには、しっかりした安全対策と作業員の教育が行き届いた解体業者を選ぶということが大切です。

ここでは、解体工事でどのような事故が発生しているのか。解体工事の事故を未然に防止する為に、具体的にどのような安全対策を行なっている業者を選べば良いのかについてご紹介していきます。

解体工事の事故

解体工事 大坂

実は、建設業における労働災害はとても多く、解体工事でも様々な事故が発生しています。
「建設業労働災害防止協会」の調査では、解体工事業による労働災害には平成 10 年から 12 年の間で死亡者は 77 名にも及んでいたということが分かっています。

解体工事に限らず、どんな工事も常に危険と隣り合わせなのですが、実際に、発生するまでは、どんな人でも自分には関係ないことのように思ってしまうものです。

もちろん、施主様ご自身が工事を行なうわけではありません。
しかし、解体工事における事故を未然に防ぐために、実際に発生した過去の事故から注意点を学び、今後、事故を発生させるような業者に解体工事をお願いしないよう、解体工事について知識をつけておくことが重要です。

参考サイトhttps://www.kensaibou.or.jp/

壁や建物の崩壊による住宅の破損

解体工事を行なう建物や立地にもよりますが、解体工事は騒音や落下物の防止等を考慮して建物の内側から取り壊していきます。
その後、外壁を壊すという流れが一般的な工事の流れです。

しかし、安全に配慮されていたはずの外壁が崩壊し、周りの建物に被害を及ぼすといった事故が近年でも発生しています。
建物や壁の崩壊は周りの住居等の破損だけではなく、住民や通行人にまで被害が及んでしまうケースもあるのです。

車輌や重機との衝突・横転

建物の解体工事は、ショベルカーやダンプカーなどの重機を使用します。
近年の解体工事では、大型の車輌や強力な重機が使用されるようになったため、昔の解体工事より、一層高い技術が作業員に求められています。

そんな車輌や重機を家が密接している場所で使用するため、解体工事中はとても多くの危険が伴います。
実際、重機が転落、転倒し、作業員や通行者に被害が発生する事故も起きています。

また公道で解体工事に使用する重機や車との衝突事故も発生しています。
解体工事中には監視員を配置して作業しますが、人身削減などの理由で本来、必要であるずの作業員を配置しなかったことが原因で、事故を発生してしまったというケースもあります。

足場からの転落事故

高所で作業を行なう解体工事は、転落の危険もあります。これは解体工事の現場で足場が崩れる事が原因で作業員が転落してしまうという事故が発生しています。

高所の足場からの転落事故の原因の一つは、解体工事を行なう作業員の過労や高所の足場の強度不足だと言われています。

こういった背景もあり、2024年に足場法が一部改正されました。

国で定められている安全対策

痛ましい事故を発生させないために、工事現場において安全面に関する決まりが存在します。
解体工事における安全対策として、国からどのような法律やガイドラインが出されているかについてご説明いたします。

労働安全衛生法と労働安全衛生規則

解体工事に限らず工事の現場では、国や行政から法律や省令で安全面の対応を義務付けられています。
工事に関する法律・省令として「労働安全衛生法」と「労働安全衛生規則」が存在します。

労働安全衛生法

「労働安全衛生法」とは、労働災害を防ぐために労働者の安全と健康を守り、快適な職場環境を作ること目的とした法律です。
労働災害の防止・労働者の危険を防止する為の措置・機械や危険物に関する決まりなどについて定めています。

労働安全衛生規則

「労働安全衛生規則」とは、労働安全衛生法に基いて、労働の安全・衛生について決められた規則です。
解体工事が特に関係する規定としては、アスベストの飛散防止の強化や、解体工事で使用する機械が規制の対象になるなどの改正がありました。

解体工事の現場で前述のような法律や省令を守ることが未然の事故防止につながるのです。

国土交通省のガイドライン

国土交通省からは、事故防止のための安全対策として「建築物の解体工事における外壁の崩落等による公衆災害防止対策に関するガイドラインについて」を発表しています。

このガイドラインは、静岡県富士市で実際に発生した解体工事の重大な事故を受け、建設業者に向けた解体工事における災害防止対策に関して記載されています。
解体工事を行う上で法令を守る以外に、以下の点において確認しておくよう呼び掛けされています。

・解体予定の建物の事前調査を行い、事故防止に配慮した工事の施行計画を作成すること。
・解体工事の途中で、想定外の構造・設備上の問題が発生した場合は、工事を中断し計画の修正を検討すること。
・公衆災害を防止するため、建築物外周が張り出している建築物・カーテンウォール等の外壁工事は、工事の実施や工法の選択に安全性を保つよう配慮する。
・増改築部分や異なる構造の接合部の解体工事については、特に強度に配慮して計画の作成と実施を行う。
・大規模な建築物の解体工事は、事故が発生した場合の被害の大きさや過失責任を十分認識し、解体工事計画と実施を行うこと。
・建築物の設計図は、解体工事の際安全性の検討に重要であるため、保存・継承に努めること。

信頼できる解体業者の見分け方

解体工事での事故を発生させないために、しっかりとした安全対策を行っている解体業者を選ぶことがとても重要です。

解体工事を初めて依頼するという方は多いため、安全対策を行なっている業者を見極めるという事は難しいですよね。
ここでは、どのような安全対策を行っている解体業者を選べば良いかについて紹介いたします。

事前の現地調査

解体業者を決定する前にまず、業者が実際に現地調査と見積もりに来ます。
安全対策を正しく行なっている解体業者は、現地調査の際、立地や建物の詳しい情報の確認をした後、明確な解体工事の手順についての説明を行ないます。

ここでは現地調査の際、具体的にどのような確認を行なってくれる解体業者を選べば良いかについて紹介していきます。

境界線の確認

建物によっては、敷地の境界にブロック塀があり、敷地を区切っている場合があります。
このブロック塀は施工主だけでなく、隣家の方との共有物であるといった可能性があります。
もし、このブロック塀を何の確認も無しに壊した場合、隣家とのトラブルが発生してしまう可能性があるため、ブロック塀の所有者が誰なのか事前の確認が必要になります。

また、隣家との距離が遠い場合は重機を使用しても問題はないでしょう。
しかし、距離が近い場合、重機を使用すると、壁を傷をつけてしまったり、事故が発生する可能性も考えられます。
事前の調査で隣家までの距離をしっかり確認しておく事で、安全に解体工事を行なう為の工事の計画を立てることが出来ます。

地中物の確認

安全な解体工事を行なう為に、建物の図面があるかどうかの確認をします。
図面を見ると、地中に何が埋まっているのかや配水の有無が分かります。
図面で建築物の構造だけではなく、地中にあるものを解体工事の前に確認しておくことで、より安全な工事計画を立てることができます。
さらには、解体工事の費用もより正確にだすことができます。

解体工事の内容の確認

建物の構造だけではなく、建物以外の解体工事の内容の確認も必要です。
例えば、庭に大きな木がある場合、確認をせず切り倒してしまうと当然、元通り戻す事はできません。
また、大きな木は隣家の敷地まで根が張っているというケースがあります。

適切な処理を行なわないと根腐れしてしまい、地盤が沈下するといった可能性もあります、
そのため、建物以外の障害物をどのように処理するか事前の確認がとても重要なのです。

また、建物内の処分するものや不用品に関しても、施主様に何の確認も無しに業者が処分し、後から高額な処分費用を請求したり不法投棄をする悪徳業者も存在します。
室内の処分品を解体業者が行なうのか、施主様が行なうのかのどちらが処分するのかを事前にきちんと話し合いをしておく事が大切です。

解体の際の足場の正しい設置

解体工事は高所の足場で作業を行うため、安全に作業を行なう事ができる仮設設備の足場を作ります。
高所の足場からの転落事故や工具や機材の落下を防ぐために、しっかりした足場の設置を行なう解体業者を選ぶことが重要です。

工事の際の養生シートの見極め方

解体工事 大坂

足場を設置する際には、養生と呼ばれるシートで解体工事をする建物を囲います。
養生は防音やほこりを防ぐ以外に、コンクリートの建物や海辺などの建物など、建物の素材や立地等によって耐火機能があるものを選ぶなど、近隣の住民に迷惑をかけない解体工事を行なう上で大変重要な役割を果たします。

もし、破れた養生シートを使用した場合、資材や機材等が引っ掛かり、大事故に繋がる可能性があります。
解体業者を選ぶ際には、手入れが行き届いた養生シートを使う解体業者を選ぶようにしましょう。

解体工事の賠償保険

これは発生してはならないことですが、もしも、万が一事故が発生してしまった場合に備えて賠償保険に加入しておくことは大変重要です。
しかし、残念ながら解体業者によっては加入していないことも多いのが現状です。

一般的に、解体工事で何か事故が発生した場合の責任は解体業者がとりますが、依頼主である施主様に責任が問われる例外的なケースも存在します。
解体工事は一般の工事に比べて事故の発生件数が多いことから、建築関係の保険に加入していたとしても、解体工事における事故は補償から除外させれる場合があります。
そのため、解体業者を選ぶ際は保険に加入しているかの確認だけでなく、第三者へ賠償責任が発生した時、補償がきちんと受けられる保険なのかを聞いておくことが大変重要なのです。

また、ほこりや振動・騒音に関する損害賠償は補償されないという保険が多いため、保険に加入しているからといって安心せず、ご近所からの騒音等に関するクレームによる問題が発生しないよう、ご近所への配慮をしてくれる、事前の挨拶や工事中のしっかりした対応を行なう解体業者を選びましょう。

まとめ

解体工事だけに限らず、どんな工事も常に危険と隣り合わせです。
悲惨な事故を起こさないために、解体工事において具体的にどんな安全対策を行うことが必要かを知った上で、安心して工事を任せる事ができる解体業者を選びましょう。

正しい安全対策を行っている解体業者を見分けるポイントとしては

・事前調査をしっかり行う
・手入れされた養生を使用している
・保険に加入している業者かチェックする

また、事故を起こさせないためにも
何かあった場合、トラブルにならないように、解体業者に無理な期間での解体工事や破格の値引き交渉は行わないようにしましょう。

まとめ

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