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2025年9月26日更新 スタッフブログ

日本におけるアスベスト規制の歴史と現状・解体工事で知っておきたいポイント【大阪の解体工事ブログ】

解体工事 大阪 解体業者

日本におけるアスベスト規制の歴史と現状・解体工事で知っておきたいポイント【大阪の解体工事ブログ】

大阪府大阪市にお住まいの皆様こんにちは!

大阪の解体工事『大阪クリーン解体』のブログ更新担当です!

大阪の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今回は、【日本におけるアスベスト規制の歴史と現状・解体工事で知っておきたいポイント】についてご紹介していきたいと思います。

contents【目次】

  • 【大阪 解体工事】アスベストは危険?
  • 【大阪 解体工事】アスベストとは?
  • 【大阪 解体工事】アスベストの健康被害
  • 【大阪 解体工事】日本におけるアスベスト規制
  • 【大阪 解体工事】日本のアスベスト規制の流れ
  • 【大阪 解体工事】現在のアスベスト規制のポイント
  • 【大阪 解体工事】解体工事を依頼する方への注意点
  • 【大阪 解体工事】まとめ

 

アスベストは危険?

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アスベストは危険な事しか思い浮かばないですいよね?
実はアスベストは素晴らしい性質で耐熱性、耐久性に優れひと昔前は奇跡の鉱物と呼ばれていたようです。
しかし、人の健康に悪影響を及ぼすことがわかったのです。
それでは何が問題なのか?
それはアスベスト自体がそこにあること自体は何の問題もありません。
問題はアスベストの繊維の小ささです。
それが厄介なのです。
それを吸い込むと肺に悪い影響を及ぼし最悪の場合死亡に繋がります。
そんなアスベストと隣合わせの仕事をしている私たちですがきちんと理解して取り扱えば
なんの問題もないのです。
ここでは、アスベストについて詳しく見ていきたいと思います。

アスベストとは?

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アスベストは天然に産出する鉱物繊維で、「石綿(せきめん)(いしわた)」とも呼ばれます。

耐熱性・耐久性・絶縁性に優れているため、1970年代まで建築資材として広く使用されてきました。
耐熱性や耐久性に優れ安価で扱いやすいため、ひと昔前は奇跡の鉱物とも呼ばれていました。
アスベストは特に以下の用途で使われています。

  • 吹き付け材(耐火・断熱目的)

  • スレート屋根材

  • 外壁材(サイディングボード)

  • ビニル床タイル

  • 石綿セメント管

アスベストの線維は非常に細かく、その細かい繊維を吸い込むことで人体に深刻な健康被害を及ぼすことが判明しました。

アスベストの健康被害

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アスベストを長期間吸入すると、以下の病気の原因になることが知られています。

  • 石綿肺(肺が硬くなり呼吸困難になる)

  • 肺がん

  • 悪性中皮腫(胸膜や腹膜にできるがん。アスベスト特有の病気)

これらは発症までに 10〜40年の潜伏期間 があるため、過去に使用された建物を解体するときに特に注意が必要です。
アスベストは吸い込んで、すぐに症状が出るわけではなく発症するまでには長い年月を経て発症することもアスベストの大きな特徴のひとつです。

アスベスト(石綿)は、耐熱性・耐久性に優れ、かつ安価であることから、かつては建材や工業製品に広く使われていました。
しかし、吸い込むと 中皮腫や肺がんなど深刻な健康被害 を引き起こすことが明らかになり、日本では現在 全面的に使用が禁止 されています。

では、日本におけるアスベスト規制はどのように進んできたのでしょうか。

日本におけるアスベスト規制

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日本では2006年以降、原則としてアスベストを含む建材の製造・使用は全面禁止されました。

しかし、それ以前に建築された建物には、まだ多くのアスベスト含有建材が残っています。
人々の健康を守るために日本ではアスベストの規制がされています。

日本のアスベスト規制の流れ

1975年〜1990年代:部分的な禁止

  • 1975年:吹き付けアスベストの使用を一部禁止

  • 1989年:アスベスト含有率5%以上の吹き付け材禁止

  • 1995年:一部の石綿製品(石綿セメント円筒など)の製造・使用禁止

 この時期までは、アスベストはまだ多くの建材に使われていました。

2000年代:全面禁止へ

  • 2004年:含有率1%以上のアスベスト製品が禁止

  • 2005年(クボタショック):工場周辺住民に被害が発覚し、社会問題化

  • 2006年:含有率0.1%以上の製品も禁止 → 日本での 事実上全面禁止

2010年代以降:解体工事での規制強化

  • 石綿障害予防規則(2005年施行)

    → 作業員の保護・飛散防止対策を義務化

  • 大気汚染防止法(2014年・2020年改正)

    → 建物規模に関係なく すべての解体・改修工事でアスベスト事前調査を義務化

    → 調査は資格者(建築物石綿含有建材調査者など)が行う必要あり

  • 廃棄物処理法

    → アスベスト廃材は「特別管理産業廃棄物」として、適切に処理する必要がある

現在のアスベスト規制のポイント

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ここからは、2025年現在の日本のアスベスト規制のポイントを見ていきたいと思います。

事前調査が必須

すべての解体・改修工事でアスベストの有無を調査する必要があります
(資格者による調査が必要)

自治体への届出が義務

アスベストが含まれる場合は、工事前に届出が必要です。

作業基準の徹底

密閉養生、負圧集じん機、防じんマスク着用、湿潤化など徹底する。

廃棄物処理の厳格化

アスベスト廃材は飛散防止措置をとり、特別管理産業廃棄物として処分する。

解体工事を依頼する方への注意点

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・必ず「事前調査」を行う業者か確認する

・アスベストの有無を正しく説明してくれるか

・飛散防止対策や処分方法を明確に示しているか

特に築30年以上の建物では、アスベストが使用されている可能性が高いため、解体工事前にしっかり確認することをおすすめします。

 

まとめ

今回は、【日本におけるアスベスト規制の歴史と現状・解体工事で知っておきたいポイント】についてをご説明いたしました。

解体に関してご相談・お見積もりは、是非一度、大阪クリーン解体にご相談ください。

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