建物の解体工事をする際には、後から《追加工事》というものが必要になって、見積もりを行なった段階では想定をしていなかった《追加費用》が発生してしまうケースがあります。

解体工事自体、日常の生活でそう何回も起こりうる工事ではないでしょう。

そこに《追加工事、追加費用》なんていう聞きなれない言葉を聞くと、どうしたらいいかわからなくなってしまう方もいるのではないでしょうか。

ここでは、解体工事における《追加費用》が発生するのはどのような場合なのかを見ていきましょう。

追加費用が発生しそうな場合は報告してもらう

解体工事の追加費用の請求が事後の報告になるというのはトラブルなどになりがちでしょう。

もしも追加の費用が発生しそうなケースが起きた場合は、解体業者の勝手な判断で処理をしてしまわないように、事前に必ず連絡や相談をするようにしっかり約束しておきましょう。

口約束ではなく書面で残す

確認や約束したことは口約束ではなく書面にしっかり残してもらうことが重要でしょう。

口約束だけで済ませてしまうと、後々、何かがあった時に「言った、言わない」のトラブルなどになってしまう事は容易に想像できます。

口頭での説明は、たとえどんなに詳しい説明を受けたとしても、後になってひっくり返されてしまう可能性もあります。

書面で見積もりの提示や契約書の受け渡しをすれば、双方が合意した証として残しておけるので安心でしょう。

不明なところはすぐに確認する

解体工事に関して不明な点がある場合には解体業者にすぐに確認して明確にしておくことが大切でしょう。

よくわからない事はそのままにせずに、その場で確かめて、全て納得して解決してから契約をすることをおすすめします。

悪徳な解体業者に注意

解体工事を行う業者の中には悪徳業者も存在します。

不当に高額な解体工事の費用を請求してきたり、違法な解体工事を行ったりする解体業者があるので注意が必要です。

追加費用について悪徳な解体業者に共通する特徴としては、最初の見積もりの提示金額を相場の費用よりもかなり安価な金額で提示してきて、後からどんどん追加費用を請求する事です。

見積もりで、あまりにも安い金額を提示された場合には一度、悪徳業者かもしれないと疑ってみましょう。

悪徳業者は、見積もり提示の段階で追加の費用に関する話をしないのも特徴ででしょう。

さらに「追加費用は一切いただきません」と謳っている解体業者にも注意が必要です。契約を結ぶ事だけに一生懸命になって、その場しのぎの言葉で契約をし、後から様々な理由をつけて結局は思っていたよりも費用が高額になってしまうという可能性もあるでしょう。

《事前に何の相談もされることなく勝手に追加の作業を行われて追加費用を請求された》といったケースもあるようです。

解体工事を依頼する解体業者を選ぶ際には気を付けることをおすすめします。

支払う必要がある追加費用なのかどうかを確認

解体工事において追加費用が発生する事はある程度は想定される事であり、支払う事になる可能性もあります。

しかし場合によっては支払わなくてよいケースもあるという事を知っておきましょう。

悪徳業者などの手口に引っ掛からないようにするだけではなく、トラブルなどの回避策をしっかりとして、万全を期して解体工事をすることをおすすめします